TRY/JPYスワップさや取りについて

2024-11-13

近年、TRY/JPYを扱うFX業者が増えてきています。
スワップポイントの高さが目立っていますが、スワップさや取りにおいても非常に使える通貨となっています。
間違いなく現在おすすめNo1の通貨ペアです。

期待利回り

新興国通貨は先進国通貨よりも急落の懸念が大きいと考えられるため、レバレッジはあまり掛けないようにします。クロス円はリスクオフ時には円高になりやすいため買いポジションはレバレッジ2.0倍にしており、逆に急激な円安にはなりにくいため売りポジションは3.0倍としています。

サクソバンクを利用したときの利率(60日平均)がかなり高くなっていますが、これは3月下旬の異常なスワップ高騰が原因です。もしこれからTRY/JPYのスワップさや取りを検討されているならば、ここまでの高利益は期待しない方が良いでしょう。現実的には、下の表にあるような感じと見るべきと思います(これでも十分ですね)。

現在のスワップポイントが続いてくれると期待利回りは以下のようになります。

条件はスワップポイント10日平均値、10000通貨、投資金額\36333、レバレッジ(買、売)=(2.0、3.0)としています。

スワップさや取りランキング(年利順、10日平均値)
順位 年利(%) 業者(買/売) SP SW さや日額 SP回収
期間(日)
さや年額
1 0.0 サクソバンク 0.7 42.5 ¥0.0 ¥0.0
みんなのFX 0.8 -42.5
2 -1.0 みんなのFX 0.8 41.5 ¥-1.0 ¥-365.0
みんなのFX 0.8 -42.5
3 -1.2 LIONFX 1.6 41.3 ¥-1.2 ¥-438.0
みんなのFX 0.8 -42.5
※年利の計算にスプレッドコストは含まれていません。
※SP回収期間はスプレッドコストを1日あたりのさや(スワップポイント差)で割った値です。実際には付与日数3日などがあるため、これよりも短くなることがあります。
スワップさや取りの詳細なランキングとスワップポイントの詳細はこちらで確認できます。

リスク

TRY/JPYなど新興国通貨はカントリーリスクの影響を受け、流動性が低下しやすいと言えます。価格急落だけではなく、スプレッドも広がったままになることもあり、注意が必要です。新規建て時には穏やかでも、決済時に思いのほかスプレッドが広がってしまうことも想定しておく必要があります。

他のリスクとして、あまり無いはずですが、FX業者で取り扱いが廃止されるという事態もゼロではありません。

総評

年利、スワップポイント回収期間、さやの安定性から考えて、現在スワップさや取りのベスト通貨ペアであることは間違いないです。ただ新興国通貨ゆえのリスクもあるので、スワップさや取りを初めて行う方は手始めにUSD/JPY、AUD/JPYをお勧めします。

お勧めのFX業者

買い業者はサクソバンクFX、みんなのFX、売り業者はクリック証券がお勧めです。サクソバンクFXはスプレッドが狭く、実績から考えて高いスワップポイントが期待できます。みんなのFXは安定感があり、LIONFXは実績を見ると比較的スワップポイントが高く、最近は安定してきています。
最近の安定性を見るとセントラル短資も良い選択肢ですが、急に大きく変動することがあるので気を付けておいてください。下記のランキングを参考にしてみてください。

買い 売り
順位 FX業者 SP SW
1位 サクソバンクFX 0.7 ¥43.0
2位 みんなのFX 0.8 ¥42.0
3位 LIONFX 1.6 ¥42.0
4位 SBIFXトレード 1.4 ¥40.0
5位 外為オンライン 6.0 ¥5.0
順位 FX業者 SP SW
1位 みんなのFX 0.8 ¥-42.0
2位 LIONFX 1.6 ¥-47.0
3位 サクソバンクFX 0.7 ¥-50.0
4位 SBIFXトレード 1.4 ¥-55.0
5位 マネーパートナーズFXnano 1.0 ¥-59.0

スワップさや取りの詳細なランキングとスワップポイントの詳細はこちらで確認できます。

※期待利回りなどのデータは最新(2024/11/13(水) 20:51:33)のもので更新されていますが、記事の内容は2019/05/17時点のものです。データと内容が合致してない場合がありますのでご注意ください。